「トランス」仰向けにして、うさぎを苦しめないで下さい！ - BunnyRabbit

うさぎを仰向けにしないで！
フリーズの対極 - トランス - 死のフリーズ
うさぎはおびえています
Tonic Immobility (TI) 強直性不動
トニック不動

うさぎを仰向けにしないで！

知らずにうさぎを苦しめていませんか？

うさぎの気持ちを考えてください！

うさぎは、これをされるのがたまらなく嫌いです！

うさぎは、飼い主を信頼しなくなるかもしれません！

人間の都合だけで考えていませんか？

トランシング (トレーシング) は、うさぎが恐怖反応を示していることが研究から分かっています。

フリーズの対極 - トランス - 死のフリーズ

「フリーズが捕食者に見つからないようにする術なら、トランスはその対極にある捕食者に捕まったときの最後の術です。ただトランスは、フリーズとは異なりうさぎが意図的に行う術ではありません。捕食者に捕まったうさぎは、死の恐怖から強直性不動 (TI) という防御メカニズムが働きトランス状態に陥り動かなくなります。この時、うさぎのストレスに対処するために脳からは恐怖やストレスが高まった状態にあるときに対処メカニズムの一部として、ドーパミンというホルモンが放出されうさぎの心を落ち着かせる効果があります。うさぎがもう逃げないと思うと捕食者は気を緩め、獲物を捕らえていた力をゆるめる可能性が高くなり、捕食者に食べられる前にわずかながらもうさぎが逃げ出せるチャンスが生まれます。この最後の望みトランスはうさぎに極度の恐怖を与えますから、うさぎがその恐怖自体で死ぬ可能性があります。生きるか、死ぬか、の最後の術、それがトランスです」

(Apple Books「うさぎの十戒」pp. 185-186 ”トランス - 死んだふりの術” より)

うさぎの十戒

青眼白兎
ペット
¥1,100

books.apple.com

うさぎはおびえています

うさぎを「トランス状態」にしないでください

トランスまたは「催眠術」は、

楽しいトリックではありません。

うさぎは獲物の種であり、実際にはおびえ、死んだふりをしています。

これに頼ることなくグルーミングはできます。

だから、しないでください。 . .

Tonic Immobility (TI) 強直性不動

「トランシング」または「ヒプノタイズ」と呼ばれることが多い強直性不動は、うさぎを扱うための技術で、長年にわたって使用されてきました。

獲物の種としてのうさぎの傾向を利用して、「死んでいるふりをさせ」、背中が脆弱な位置に置かれると動かなくなります。

研究によると、行動観察 (顔の表情、耳の位置など) と生理学的モニタリング (心拍数とストレスホルモンレベル) は、うさぎが周囲をよく認識しており、位置によって落ち着くのではなく、恐怖反応を示していることを示唆しています。

また、反応しなくても、完全に痛みを感じることができることに注意することも非常に重要です。

結果として不動になることで飼い主は手技をより簡単に行うことができ、繰り返し使用することでうさぎではより簡単に行うことができるように見えますが、この技術を獲物の種に使用することは良い福祉慣行ではありません。

状況によっては (たとえば、胃腸閉塞の可能性がある病気のうさぎのX線撮影などの痛みのない処置)、診断用X線を撮影できる場合があり、オプションを選択することは文字通り命の恩人になる可能性があります。

ただし、これは最後の手段として行うべきであり、定期的なグルーミングやペット所有者による健康診断の一部としてではなく、安全で管理された環境で獣医の専門家によってのみ行われるべきです。

これらの理由から、グルーミング目的での使用はお勧めしません。

(「Trancing トレーシング」Rabbit Welfare Association＆Fund (RWAF) のサイトより)

rabbitwelfare.co.uk

トニック不動

「ストレスへの対処はウサギの行動の重要な側面であり、これは腹側被蓋野 (VTA) として知られる脳の一部にまでさかのぼることができます。脳のこの部分にあるドーパミン作動性ニューロンは、ドーパミンというホルモンを放出します。ウサギでは、恐怖やストレスが高まった状態にあるときに対処メカニズムの一部として放出され、心を落ち着かせる効果があります。ドーパミンは、ウサギの内側前頭前皮質、側坐核、扁桃体にも見られます。人間が誘発する強直性不動（TI、「トランス状態」または「死んだふり」と呼ばれることもある）に対する生理学的および行動的反応は、恐怖に動機付けられたストレス状態を示していることがわかっており、TIの促進が絆を増やそうとすることが確認されています。うさぎが楽しんでいると思っているうさぎとその飼い主との間の関係は見当違いです。しかし、一部の研究者は、ウサギにTIを誘発することは、麻酔よりもリスクが少ないため、特定の医療処置に適していると結論付けています」